薄氷(うすらい)

先週は雪が一段落し日曜日も暖かかったので、八甲田冬季閉鎖道路の隙間を掻い潜り、冬の奥入瀬十和田湖に行って来ました。


冬の八甲田は、さながら迷路の様です。



岩肌を流れる清水は見事な氷柱(つらら)となっていました。


常緑樹の葉をつたい落ちる雪融け水。



滝はメインストリームへ。その流れを遡るとやがて湖にたどり着きます。



山深く、冬場は人を寄せ付けない十和田湖ですが、最近は2月になるとやっている、十和田湖冬物語【公式ページ】などが人気を集めているようです。しかし、個人的には今の閑とした雰囲気も好きです。
 
 
 
 
 
  
   

今回のお供は、何気にblog初登場のパルサー君。と言ってもGTI-RでもVZ-Rでもありません。素のFFモデル。ABS無し。でもスタッドレスさえ履いてれば冬の八甲田でも案外何とかなります。5MTでキビキビ運転するとそこそこ楽しく、燃費も高速に行けば18km/Lくらいまで伸び、人も荷物もしっかり積める大阪時代からの相棒です。もうかなりボロいですが、もうちょっと乗るつもり。
市内に戻った頃には泥だらけになっていた(写真でも既に泥だらけですが・・・)ので、コイン洗車で下回りまで洗浄して帰りました。

ラフロの極寒仕様ジャケットはすごいという話[Rough&Road RR7659]

今朝の青森の天気、すごかった。
早朝5時に家が揺れて目が覚めたんです。
地震かと思ったらでした。
聞けば、早朝から午前中にかけて暴風警報が出てて、朝6時の青森市の最大瞬間風速が36.3mだったらしい。

何この台風。








実は今日の話題は天気・・・ではなく、冬のバイク装備についてです。



 
先日こんなのを注文しました。
 

ラフアンドロード RR 7659 ウォーターシールドクルージングチタンジャケット
  



いわゆるウィンタージャケットです。見た目ちょっとオッサン向けっぽい。そして、なんか色んな機能が付いてます。防水で透湿、インナーを替えればオールシーズン対応、タンデマー用ポケット、チタン起毛インナー、ペットボトル用のポケット(!)、オプションで小銭入れが付く(!?)等々、とにかくカタログを見てると十得ナイフの如く色々機能がついてますが、覚えきれません。果たして全部使いこなせるのかよくわかりません。値段は定価で3万9900円。決して安くありません。


じゃあ、ズバリ何が惹かれたのかというと、

極寒仕様

というキャッチコピー。


調べてみればネット上の評判も上々です。なんでも真冬でも汗ばむくらいの暖かさだとか。あるいは究極の防寒性能だとか。ホントか?

真冬でも問題なく走れるジャケットと聞けば、冬場厳しい東北青森県在住のライダーとしては試さずにはいられません。






で、今日ゲットしまして、

 
折りしもこの天気。

 
・気温3度。
・強風注意報発令中。(風速10m以上)
・雹交じりの雨。
という、せっかく(?)の荒天。



  
ちょっと走ってきました。







季節外れの冬の嵐。
雹混じりの雨と凍える様な強風。
だが、バイク。
  
傍から見るとどうみても変態ですが、そこは敢えて気にしないことにします。






 
 

結論を言うと






全然寒くない。







 
びっくりです。

「真冬でも汗ばむくらいの暖かさ」という話、マジでした。下に着てたのは普通のトレーナーとTシャツだけ。グローブは冬用ではないレイングローブ、下はジーンズの上に合羽だけという装備だったので、指先と腰から下は普通に12月並の寒さだったのですが、腕と胴体部分は5月並。太陽が出てくると少し暑いとすら感じました。
 
今までは3シーズン用のジャケット+薄手のダウンジャケット+重ね着+場合によっては外装に合羽、という組み合わせでしたが、これだと気温10度以下では我慢が必要で、5度以下だと耐えられないレベルでした。

そこからすると、もう比べ物になりません。5度以下+強風+雨という条件下でも普通に暖かいと感じるので、今までの寒さ対策は何だったの?という程に、一気に防寒のレベルが上がってしまいました。




例えば今まではネックウォーマーが必須でした。首を冷やすと一気に体温を奪われるからですが、このジャケットだと要りません。顎下までファーでぴっちり防寒されている上に、襟の前面にカバーが付いてるため、首にすきま風が入って来ないのです。

 
同じく冷やしてはいけないのが手首。↓この造りのお陰で袖口からのすきま風も入って来ません。

 
雨もきっちり弾いてます。結構本格的に雨だったんですが、全く染みてきません。防水スプレーとか掛ければ尚完璧かも?


色々調べてみると、この尋常じゃない暖かさに一役買ってるのが、ジャケットに付属してる「チタンシンサレート」というチタン素材の起毛インナー。見た目シャラシャラしててホントに高級な素材なのか疑問なくらい軽いのですが、暑いくらい熱を保ってくれます。(ハイテク素材好きなので堪らん)ラフ&ロードではこのインナーだけバラ売りもしてるのですが、色んなインプレなどを見てる限りではかなりオススメな感じです。写真の手首カバーも付いてます。
 
値段は普通のジャケットとしては高めですが、冬用で高機能なジャケットだと5万〜10万クラスの物も多いです。前述のチタンインナー単体分だけ見ても1万円以上しますので、冬の寒さから開放される対価と考えれば安いもんじゃないでしょうか。

※ただし、注意点として、このRR7659は肩肘のプロテクター入ってません。別にパッドを用意する必要があります。私は他のジャケットに入ってるのを転用する予定です。




ということで、久々にいい買い物だと思った装備のインプレッションでした。
この装備のお陰で今年はまだ走れるかも。

中型バイク試乗記:その2【YAMAHA YBR250/125】

久々のインプレ的な日記を書きます。

ヤマハが(というかYSPが)販売を開始した250cc/125ccのオンロードモデル、YBR。

中国重慶ヤマハ製。Made in China。空冷単気筒。



■公式サイト→YBR250 2011年モデル|ヤマハバイク専門ディーラー【YSP|ヤマハスポーツプラザ】


「中国製のアジア向けバイクだろー?」

「Ninja250RやCBR250Rに比べてショボイんじゃね?」

とか思った人。ちょっと裏まで来なさい。





結論から言うと、これ全然アリなバイクだと思います。





■YBRを語る前にちょっと前置き。 
実は先日、旧セロー(225ccの方)をお借りしてオンオフ続けて500km以上走る機会がありました。二泊三日のオフロードキャンプツーリングだったのですが、トレールの王者セローだけあって、オフでの疲れなさ、乗りやすさは流石のものでした。

で、もうお腹いっぱいオフを走ったので、帰りしなちょっとオンを走ったんですよ。100kmほど。
走ったのは大館から十和田湖に抜ける樹海ライン、奥入瀬渓流、そして八甲田。天気も良くて最高でした。


 
この時気づいたのが、「セローのエンジンでオンロードは実は楽しい」ということ。


といっても、飛ばして楽しいという話ではありません。
速度で言うとだいたい50〜60km/hくらいでしょうか。そのくらいの速度域が非常に良い塩梅なのです。

大体どんなバイクでも乗ってて楽しい速度域があると思います。原付二種なら30km〜50km。リッターSSなら200kmオーバー。数値は違えど「このバイクはこれくらいが丁度良いな」というスピード域があるもの。個人的にはセローの場合それがオンでは50〜60kmくらいと思います。速度違反の心配をすることもない速度域です。低速からドコドコッと来るトルクは特有の優しさ・扱いやすさがあり、長時間乗ってて疲れません。しかも30km/Lを余裕で超える好燃費。
 
セローを買ってもオフは走らず、オンのツーリング専用に使ってるという人も少なくないそうです。ですが、その理由はわかる感じがします。
 
しかし、オフでの扱いやすさを最重視したセローの場合、オンだと足の柔らかさが仇となってしまいます。サスが沈みすぎて、舗装路でバンクさせると不安定な挙動になってしまうのです(※あくまでオンロードバイクとの比較の話)。また、8Lというタンク容量の少なさもロングツーリングの場合は欠点。せっかくの好燃費なのにロングツーリングすると給油回数は4気筒のスポーツバイクと大差なし。

セローのメインステージはやはりオフ。オンではやっぱイマイチな所もなぁ・・・。






と、ここでようやくYBRの出番になるわけです。
 
 
 
■リアル大陸横断系バイク 
このバイク、個人的には「セロー系のエンジン積んだオンロードバイク」というのが最大のポイントだと思います。なので「セローでオンロードは実は楽しい」ということに気づいた時から、私の中でYBRの株が急上昇しました。

実際試乗してみると、セロー系空冷250単気筒FIとオンロードの車体の組み合わせは思った通り良いです。といっても、やはりレブまでぶん回して面白いというタイプではなく、低回転を繋いでいく走り方が一番ハマります。2〜3000回転くらい、ストール二歩手前くらいの低回転でトルクを生かしてドコドコッっと巡航していくと、疲れ知らずでどこまでも行けそうな感じがします。
 
しかも、こいつにはセローでツーリングしてる人にとっては誰しもが悩みの種だったことが解決されています。それは・・・・

燃料タンク容量:19.2L

250cc空冷単気筒で19.2Lて!

私のXJ6(水冷4気筒600cc)のタンク容量は17.3Lです。これでも割と入る方ですが、これは250cc単気筒なのに19.2L。仮に燃費が30km/Lとすれば、航続距離は単純計算で576km。いや、このエンジンならもっと燃費伸びるだろうから、下手すりゃ東京青森間無給油だって夢じゃありません。以前Ninja250Rが出た時、連続400km以上走れてスゲーとかいう話がありましたが、YBRは更にその上を行きます。北海道を走るのに二日間くらい無給油でも全然行けるわけです。
 
なんなの?大陸横断でもするつもりなの?バカなの?(良い意味で。)
 
そういえばこれ元々中国や東南アジア向けのバイクでした。リアルに大陸を走るためのこのタンク容量なのかも。
大陸横断といえばBMWのGSとかスーパーテネレとかが代表的な車種として出てきますけど、実際大陸方面でそんなのに乗ってる人なんて人口比で言うとごくごく少数しかいません。YBRは今現在、リアルに大陸をバリバリ横断してるバイクなのです。
 
 
■荷物を積んで走るのがデフォルト?

 
オンロードモデルなので、サスは当然オンを走るためのものです。街中の試乗では、セローでオンを走った時の様に柔らかすぎて不安ということはありません。カーブも軽快に曲ってくれます。
 

細かいこと言うと、何故かリアサスが少し突っ張る感じがしましたが、考えてみりゃ元々これ、バイクにしこたま荷物載せるアジアの人々向けのバイクです。荷物だけじゃなく人もそう。タンデムはあたりまえ、中には三人、四人乗りしてるバイクも。おそらく最初からリアにそれなりの重量物を積むことを想定してこのセッティングなのかもしれません。リアショックは調整可能ですので、気に入らなければ調整すりゃいいですが、個人的にはこのバイクの場合、普段から箱を積んだり色々積載して走りたい感じです。
 
中国製で全体的なクオリティが低いことが心配な人もいるかもしれません。というか、値段が値段なんで実際安っぽい所は結構あります。タンクキャップはガソリン缶のフタみたいだし、レバーとかのタッチも価格相応な感じ。でも、このバイクを買う人はそういう細かい点は気にしないでしょうし、バイクを自分で弄る人なら問題無いレベルでしょう。ガンガンに使い倒して壊しても大陸方面でバンバン走ってるからパーツは豊富ですし、全国のYSPが販売してるのでサポート面も問題ありません。
 
 
 

■北海道最強(?) 
安いバイクでサポート充実となると、多少無茶しても平気だなと思えてきます。

ここがこのバイクの真骨頂です。武器で例えて言うならAK47旧共産圏のゲリラが、中東の砂漠で砂が入ろうが、南米の密林で泥が入ろうが、命中精度なんざ気にせずバカバカ小銃をぶっ放すかの如く、ガンガンに使い倒すべきバイクです。
 
下手に飾りっけも無いから、立ちゴケしても心も財布も痛く有りません。パーツが取れたらシリコンシーラントか何かでくっつけときゃいいんです。空冷単気筒のシンプルな造りだからメンテしやすいし、125の方なら純正でキャリアがついてくるから、ホームセンターの箱載せれば即激安ツーリング仕様の完成です。コケても平気だからフラットダートぐらいなら持ち込んでも何ら心配ありません。
 
燃費最高、航続距離最高、多少のダートも平気、荷物の積載もOKとなると北海道最強なのはBMWのドイツ製GSアドベンチャーではなく中国製のYBR250ということになります(?)。北海道の道の駅で、ニーハンや原二を前にして「へぇ〜そういうバイクでも結構走るもんだねー」とか上から目線でのたまうGS乗りの小金持ち(ちょび髭)が、ちょっとガレたダートの段差で立ち往生してる横を軽量ボデイを生かしてぶっちぎるYBRの姿を想像したらもうたまりません。しかもGSの容量33Lのビッグタンクに匹敵する驚きの航続距離ですから、給油中に抜かれる心配もなし。頭に来たGSが自慢のパワーを生かして追い付いてきた先に待っているのはK察のネズミ捕り。
ま さ に 下 克 上。

 
 
なんか、だんだん楽しくなって来ました(全部妄想だがな。)
 
 
 
■□
 
 
 
よく言われるライバル、CBR250RやNinja250Rの対抗馬として見ると、少し違う気がします。グローバル世界同時展開、高回転まで回る水冷エンジン、ABSなど、スポーティに、キッチリ、カッチリ作ってあるCBRやNinjaに比べると、YBRはもっとアバウトで色んな意味で気軽です。価格帯も違うので案外別路線のバイクな気がします。

【祝開業】青森市・梨の木のサーキット『青森スピードパーク』に行ってきた。

かねてから青森市の自動車&バイクファンの間で噂になっていた「梨の木サーキット」の存在。

青森市を見下ろす峠の上にある梨の木清掃工場。その更に奥側、八甲田の深い森に入ろうかという山中に、新しいサーキットが秘密裏に建造されているというのです。モータースポーツの衰退が叫ばれて久しい2011年、この地方都市で新しいサーキット?
いやいや、さすがにそんな夢物語は・・・。


と思って、梨の木清掃工場の東側の場所をGoogle Mapの航空写真モードで見てみたら・・・。



あれ?なんか出来てる!?


これはマジか?
青森市内に、こんな近所に、気軽に行ける距離にサーキットが出来るというのか?
もしそんな事態になったら・・・


私は通うぞ?(比較的マジに)





というわけで、昨日オープンした梨の木のサーキット『青森スピードパーク』に行ってきました。




 
SUGEEEE!想像以上にちゃんとしたサーキットだ!
正直もっとミニサーキット的なものを想像してたら、意外と本格派でした。

具体的には

・全長:2,066m(※参考:筑波サーキット2.07kmとほぼ同じ)
・ホームストレート:約300m以上
・高低差:10M以上

うん、完全にミニサーキットじゃねーな、これ。
 
コースレイアウトはこんな感じ。
形は青森県の形をかたどってるとかそうじゃないとか。(ということは第一コーナーは深浦コーナーで、最終コーナーは階上コーナー?)
  
 
 
ちなみに昨日はオープニングイベント的な感じでフリー走行が行われてたみたいです。

あいにくの雨ですが、結構人集まってますねぇ。
しかもフェラーリF40とか走ってるし。(オーナーの車らしい。)
  
 
■走行してみた人の動画


実際現地で見た感じでは、動画でみる以上にかなり高低差がある印象でした。ラグナセカコークスクリューとまでは行きませんが、特徴的な第二コーナーなどはかなりのアップダウンがあるようで、なかなかスリリングなレイアウトのようです。やべぇ。走ってみてぇ。

 
 
今日はサンデーレーサー的な人達がエボやインプレッサ走らしてました。カートも走ってて速かった。





 
いいですねぇ。サーキット。実にいいですねぇ!(大事なことなので二回言いました。)
エンジンに火が入って、車がピットから出ていくと、やじうま的に見てる人のテンションも上がる空気が伝わってきます。まだ開業したてということで、客席などまだ整備されてない部分もありますが、見る分には問題ありません。
 
 
しかも、これだけじゃありませんよ。オンロードのサーキットの向かい側には・・・


 
なんとオフロードコースがあるじゃありませんか!
 
 
素晴らしい!こ、ここが天国ですか?
 
 
このコースでは、既にJOR(ジャパン・オフロード・レース)の大会が開催されているそうで、4輪のオフロード車がレースやるそうです。直近では9月18日に大会が開催されるそうで、有料で観戦できるそうです。ラリー&オフロード好きの自分としてはマスト。これは見に行かねば。
 
 
 
追記:青森スピードパークホームページに詳しいことが掲載されています。
http://a-speedpark.co.jp/index.html
料金などはこちら
 
あ、そんなに高くなくね? これは走りたい。ていうかそのうち走ります。
  

My Tokyobikeをカスタムしました。【SHIMANO 105装着】


これ、5〜6年前に大阪の東急ハンズで買った私の自転車です。Tokyobike。定価48,000円。
 
 

Tokyobike 純正スペック
 
フレーム:クロモリ
フォーク:クロモリ
ヘッドセット:VP Components VP-A31(1インチ JIS)
ハンドルバー:KALLOY AL(φ25.4×560mm)
ステム:KALLOY AL(95°100mm)
ブレーキ:TEKTRO キャリパーブレーキ(360g/pair)
ブレーキレバー:(220g/pair)
シフター:SRAM GripShifter MRX 8s(65g)
フロントディレーラー:なし
リアディレーラー:SHIMANO ACERA(355g)
カセットスプロケットSRAM PG850 or PG830 8s(350g 11-32T)
スプロケット詳細 11 12 14 16 18 21 26 32)
チェーン:KMC Z-XX
クランク:TRACER DURABI-XXX(700g クランク長170mm PCD130mm 歯数46T)
(チェーンリング46T 200g スチール製)
ペダル:VP Components VP-992A(307g/pair)
BB:PowerPro Components(300g 4角嵌合)
(シェル幅68mm 軸長115mm チェーンLine45mm)
リム:ALEXRIMS DA22 650C(390g リム1本あたり)
フロントハブ:Formula RB31-FQR 32H(158g 100mm)
リアハブ:Formula RB32-8QR 32H(392g 130mm)
タイヤ:KENDA KONCEPT WO650×23C(250g)
チューブ:SPECIALIZED スタンダードチューブ 26×1.0 仏式バルブ
サドル:Velo(360g)
シートポスト:KALLOY(295g φ26.6mm×350mm)φ26.8mmもOKらしい
シートクランプ:(φ28.6mm)
重量:10.2kg(実測 約10.5kg) サイズ:470mm/530mm

 
 
シンプルで小洒落た見た目に釣られ、1万円のママチャリからこいつに乗り換えた時にはエラく感激したのを覚えてます。坂道の多い東京の舗装路をキビキビ走り回る為の、10.2kgの軽量クロモリボディに小径細身の650×23Cというパッケージング。その出足の俊足ぶりたるやママチャリとはマジで雲泥の差。月とスッポン。今まで乗ってたのは果たして自転車だったのか!?というくらいの差を感じたものでした。
本格的なロード乗りの方から見たら「たかが5万円以下の自転車でw」と笑われるかもしれませんが、Tokyobikeはとにかくそんな自転車だったのです。
 
で、ほぼ購入時のストック状態でずーっと乗ってきていたのですが、メンテ不足のせいか、最近になってギア抜け?のような症状を起こすようになってしまいました。ペダルを強く踏むとガコン!と。
これはイカンな、交換したいなと思いつつだましだまし乗ってたんですが、コンポの交換なんて勝手がわからんのに加えて、自転車よりバイク方面が忙しいということもあって、結局何もせずに長いこと放置してしまっていたわけです。
 
 
そうしていた折、某Kさんから「青森の競輪選手の自転車弄ってる自転車屋さん知ってるよ」という情報が。なんと、これは渡りに船!ということでその自転車屋さんに診てもらいました。
 
 
  
で、診断の結果・・・・

リアディレーラーはガタガタ。チェーンはゆるゆる。スプロケは歯が磨耗して要するに全部もう終わってた。お恥ずかしい限りです。写真見たらなんかもう傷だらけ&黒ずんでます。これではもうダメです。
 

Tokyobikeはノーマルモデルとスポーツモデルがあり、スポーツモデルの場合、SHIMANOのSora(9段変速)が付いてます。これはれっきとしたロード用コンポーネントです。でも私のはノーマルモデル。リアディレーラーがSHIMANOのAcera(8段変速。MTB用の一番下のグレード)、シフターはSRAMのグリップシフトの安いやつ(これもMTB用)。安いパーツで気軽に楽しいというTokyobikeのコンセプトには合ってるのかもしれませんが、ガチャガチャとしたタッチは正直不満でした。
 
 
 
と、ここでようやく本題です。
 


SHIMANO105を付けてしまいました。
 

Tokyobike105 editionです。
 




SHIMANOのロード用コンポのグレードで見ると、
 
Acera(MTB用) ≦ Sora < Tiagra < 105 < Ultegra < Dura-Ace
 
ですから、一気に2ランク以上グレードアップしたことに。
段数も8段から10段にアップ。
単にロード用ってだけではなく、105はれっきとしたレーシング用コンポです。

 
 

走ってみた感想ですが。なんつーか、素晴らしい。
ヘタった純正だと、右手で「ガチャッ」とグリップシフターを動かすと、ワンテンポ遅れて、足元でチェーンが「ガチャラッ!」と勇ましい音を立てて変速してた感じでした。
それが今は、人差し指でレバーを「カチッ」とやると間髪置かずに「カコンッ」って感じ。
 
耐久性に優れて価格も手頃な105。正直精度とかフリクションがどうとか詳しいことはさっぱりわかりませんが、10段変速をカンカンカンッとリズム良く上げていくと、なんかワンランク上の高級な自転車に乗ってる感じに浸れます。
 

 

シフターは105だとドロップハンドルのタイプしかないため、Tiagraのフラットバー用の物です。(※フロント用とのセットなのですが。今はまだフロントシングルなのでリア用のみ付けてる。)グリップシフターから通常のシフターに変わったため、グリップ本体も替えました。SERFAS(サーファス)の肉厚なヤツで、握り心地は抜群です。見た目も赤くて派手でいかにもカスタムバイクっぽい感じ。



今後はせっかく余ったフロント用シフターもあることだし、フロントシングルをダブルに替えて、さらなる街乗り快速仕様を目指します。あと、ペダルも替えたい。ブレーキも。

黒石こみせ通り・クラシックカーミーティングを見てきた


先週、黒石こみせ通りにクラシックカーが集まるイベントに行ってきました。


大きな地図で見る
日本の道百選にも選ばれている黒石こみせ通り。豪雪の津軽地方、日本最古の木造アーケードというレトロな街並みに集まるクラシックなクルマ達。これはデジイチの出番だろうと思って撮ってきました。
 
 
 



ロータスヨーロッパですよ。サーキットの狼ですよ。

2CVといやぁクラリス(そして宮崎駿)の愛車。デューセーベーと呼びたい。

エスプリといえば007で水中に潜ったアレを連想してしまいます。

でけー!ロールスのリムジンですよ。昔の。手前のご婦人との対比で大きさが伝わるかしら。

機関車みたいなエンジンルーム。

ジャガーE-type!う、美しい・・・。

個人的にこの角度が一番。

英国製オープンカーのキャリアにトラベルバッグを積んで旅なんて素敵。

ロータスエランといえば小型FRオープンの元祖みたいな車ですね。

ヨタハチ。ちっちぇー。でも車ってこのくらいでいいよね。

名車サニー。ベーシックグレードのスポーツモデルって今無いよなぁ。

あの子をペットにしたくって〜♪(小林旭)のトヨペットです。

かなり弄ってるスカG。

これは珍しい。メッサーシュミット三輪自動車です。

車体の開き方など、昔のレシプロ戦闘機そのものですね。
 
 
 
 
古い車はエンジンルームも美しい。



 
 

 
 
二輪も面白かったです。

これは渋い。ライトの形状やサドルの装飾とかたまりまへんなぁ。

CB72でしょうか?オヤジ世代はこの辺ドンピシャなんじゃないかと。


ベスパとホンダのツーショット。なかなか良い雰囲気です。
 
 
 
古い車は良いものですね。