ラフロの極寒仕様ジャケットはすごいという話[Rough&Road RR7659]

今朝の青森の天気、すごかった。
早朝5時に家が揺れて目が覚めたんです。
地震かと思ったらでした。
聞けば、早朝から午前中にかけて暴風警報が出てて、朝6時の青森市の最大瞬間風速が36.3mだったらしい。

何この台風。








実は今日の話題は天気・・・ではなく、冬のバイク装備についてです。



 
先日こんなのを注文しました。
 

ラフアンドロード RR 7659 ウォーターシールドクルージングチタンジャケット
  



いわゆるウィンタージャケットです。見た目ちょっとオッサン向けっぽい。そして、なんか色んな機能が付いてます。防水で透湿、インナーを替えればオールシーズン対応、タンデマー用ポケット、チタン起毛インナー、ペットボトル用のポケット(!)、オプションで小銭入れが付く(!?)等々、とにかくカタログを見てると十得ナイフの如く色々機能がついてますが、覚えきれません。果たして全部使いこなせるのかよくわかりません。値段は定価で3万9900円。決して安くありません。


じゃあ、ズバリ何が惹かれたのかというと、

極寒仕様

というキャッチコピー。


調べてみればネット上の評判も上々です。なんでも真冬でも汗ばむくらいの暖かさだとか。あるいは究極の防寒性能だとか。ホントか?

真冬でも問題なく走れるジャケットと聞けば、冬場厳しい東北青森県在住のライダーとしては試さずにはいられません。






で、今日ゲットしまして、

 
折りしもこの天気。

 
・気温3度。
・強風注意報発令中。(風速10m以上)
・雹交じりの雨。
という、せっかく(?)の荒天。



  
ちょっと走ってきました。







季節外れの冬の嵐。
雹混じりの雨と凍える様な強風。
だが、バイク。
  
傍から見るとどうみても変態ですが、そこは敢えて気にしないことにします。






 
 

結論を言うと






全然寒くない。







 
びっくりです。

「真冬でも汗ばむくらいの暖かさ」という話、マジでした。下に着てたのは普通のトレーナーとTシャツだけ。グローブは冬用ではないレイングローブ、下はジーンズの上に合羽だけという装備だったので、指先と腰から下は普通に12月並の寒さだったのですが、腕と胴体部分は5月並。太陽が出てくると少し暑いとすら感じました。
 
今までは3シーズン用のジャケット+薄手のダウンジャケット+重ね着+場合によっては外装に合羽、という組み合わせでしたが、これだと気温10度以下では我慢が必要で、5度以下だと耐えられないレベルでした。

そこからすると、もう比べ物になりません。5度以下+強風+雨という条件下でも普通に暖かいと感じるので、今までの寒さ対策は何だったの?という程に、一気に防寒のレベルが上がってしまいました。




例えば今まではネックウォーマーが必須でした。首を冷やすと一気に体温を奪われるからですが、このジャケットだと要りません。顎下までファーでぴっちり防寒されている上に、襟の前面にカバーが付いてるため、首にすきま風が入って来ないのです。

 
同じく冷やしてはいけないのが手首。↓この造りのお陰で袖口からのすきま風も入って来ません。

 
雨もきっちり弾いてます。結構本格的に雨だったんですが、全く染みてきません。防水スプレーとか掛ければ尚完璧かも?


色々調べてみると、この尋常じゃない暖かさに一役買ってるのが、ジャケットに付属してる「チタンシンサレート」というチタン素材の起毛インナー。見た目シャラシャラしててホントに高級な素材なのか疑問なくらい軽いのですが、暑いくらい熱を保ってくれます。(ハイテク素材好きなので堪らん)ラフ&ロードではこのインナーだけバラ売りもしてるのですが、色んなインプレなどを見てる限りではかなりオススメな感じです。写真の手首カバーも付いてます。
 
値段は普通のジャケットとしては高めですが、冬用で高機能なジャケットだと5万〜10万クラスの物も多いです。前述のチタンインナー単体分だけ見ても1万円以上しますので、冬の寒さから開放される対価と考えれば安いもんじゃないでしょうか。

※ただし、注意点として、このRR7659は肩肘のプロテクター入ってません。別にパッドを用意する必要があります。私は他のジャケットに入ってるのを転用する予定です。




ということで、久々にいい買い物だと思った装備のインプレッションでした。
この装備のお陰で今年はまだ走れるかも。