DT230ランツァとニューマシン


何故かこのブログではこれまでほとんど登場したことが無かったのですが、私つい先日までDT230ランツァの初期型を所有しておりました。







オフ練習用にと中古で買ってから一年半余り。
 

砂浜を走ってみたり
 

大荷物を積んでキャンプツーリングに行ったり
  

コースに走りに行ってみたり
 

雪山を走ってみたり
 

すっかりディバージョンと並ぶメイン機に。



オフ系のライダー仲間に恵まれたこともあって、このバイクには色々経験値を積ませてもらいました。 
しかし、色々考えた結果、今回手放すこととなりました。

 




■適材適所
 
ランツァの性格を一言で顕すと、「2stの豊富なパワーを持ったセロー」です。
 
ランツァの230ccエンジンは、最大出力40psと現代のオフバイクでは実現できない強力なパワーを発揮します。しかし、乗ってみてわかったことは、このエンジンの良さはむしろ2stなのにトルクが豊富で下から粘るということ。2stなのにトレール向けのエンジン特性なのです。これには林道でもかなり助けられました。初心者にも扱いやすく、開ければバキーンと回るエンジンは素晴らしいの一言。一方、それを載せるサスとフレームは「2足2輪」のセローに近いもので、低めの車高と正立フォークの大きな切れ角によって、トレール用途で大きな威力を発揮します。

 

ところが私の場合、身長183cmという体格が仇となり、写真の様に普通に座ってても膝が窮屈なためやや後ろ座りになってしまいます。体格に対してバイクが小さすぎるのです。これは周りのオフライダーの先輩方ほぼ全員から指摘され、果ては某スクールでお会いした某IAクラス現役プロライダーの方からも言われる始末。
 
また、私のオフ車の用途として、遊び程度ながらクローズドなコース走行する機会も多くなってきました。ランツァの足はコース走行用ではありませんので、なまじパワーがあるからとコースに持ち込むと、足回りがパワーに負けて車体に大きな負担をかけてしまいます、本来ゼッケンを付ける様なバイクではないのです。
 
これ以上、本来の用途ではない使い方をするのではバイクが可哀想。
 
 
 

というわけで、お世話になったランツァ君は下取りに出し、
この春から上記の点をカバーできるニューマシンを新たに導入することとしました。
その詳細は、また次回。

 
 


とにかく、素晴らしい名車でした。
ヤマハの名門DTシリーズ、DT230ランツァ君に乾杯!