開業前の東北新幹線「新青森→八戸区間」に試乗してきました。

12月4日の東北新幹線全線開業まであと一ヶ月となりました。
 
現在青森市では新青森駅開業に関連して、記念イベントが行われたり、新しい商業設備が開業目前だったりと色々盛り上がっています。今日から12月4日行の切符も発売されましたが、一番列車の切符が開始30秒で売り切れるという盛り上がりっぷり。また、20日からは一般の応募から抽選で選ばれた人向けに新青森駅八戸駅間の試乗会が行われる予定になっており、応募が殺到、8倍以上の倍率になっているそうです。
 
 
ところが、関係者でもなんでもない私が、何故か開業1ヶ月以上前に開業前の区間に乗れることになってしまいました。
 

実は11月1日から主に地権者(沿線住民)や、企業、関係者向けに招待制の試乗会が実施されているのですが、そこに招待されたある人が都合で行けなくなったため、代理人として参加することになったのです。なんという棚ぼた。
 
 
 
これは色々レポートせざるを得ない!ということでカメラ持参して新青森駅に乗り込みました。

【HD】東北新幹線 開業前の「新青森・八戸区間」に試乗してきました - YouTube
※一応HD動画なので大画面推奨


 
 
 
 


数字的なことを言うと、在来線の一番速い特急で1時間かかる区間が、30分短縮されたわけですが、感想を一言で言うと・・・

 
 
 
 
 
正直、予想を上回る早さだった。


だってね、青森から七戸まで14分、そっからまた16分でもう八戸ですよ。

多分実際乗ってみたら、誰もが紙面の数字で見る以上の「早さ」を感じるのではないかと思います。
 

Google マップ
県外の人向けに説明すると、車移動が多い青森県民にとって、青森から八戸まで行くというと一大事。普通に車で行こうとするとざっと2時間半はかかります。Googleマップを見ればわかりますが、青森市八戸市は県内の2大主要都市なのにその間を高速が通っていません。八甲田を突っ切る最短コースのみちのく有料道路60km/h規制で、それ以外は下道のみです。八戸まで行って何かするとなれば、ちょっと朝早めに出ても、帰るのは夜遅くまでかかるなという印象でした。

 

内容はホントに単なる「試乗」という感じで、東北新幹線「はやて」で八戸まで行って帰ってきただけでした。(新車両の「はやぶさ」は来年の3月からの稼働予定ですので、まだ乗れません。残念。)発車すると真横に見える青森市街地を横目に、市街地を抜けると、何本かのトンネルのあとすぐに八甲田トンネルに入ります。複線断面陸上トンネルとしては世界最長26.5kmも、新幹線だとほんの5〜6分。トンネル抜けたらもう減速、すぐ七戸十和田駅に到着。ここでは停車のみで降車はできませんでしたが、ホームはほぼ完成していました。で、そこからまた発車、またトンネルに数回入ってから下田あたりの街並みが見え、「あれイオン下田かなぁ」とか言ってる間に『まもなく、八戸』というアナウンスが流れ、『え、もう!?』と驚いてたら、いつのまにか八戸駅についてた。という感じでした。


乗ってた周りの人々が、驚きの笑みを浮かべながら口々に『はやいねぇー』っと言ってたのが印象的でした。





□撮影機材
カメラ本体:Nikon D90

使用レンズ:Nikon AF-S DX 18-200mm f/3.5-5.6G ED VRII

□編集ソフト:iMovie'11

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