東日本大地震以降、初めて太平洋沿岸方面に行ってきました。
東日本大地震が発生してから、今日で一ヶ月が経ちました。
これまでガソリン不足や安全面を考慮して、なるべく遠出を控えてきたのですが、
昨日、県内の太平洋沿岸側の方を初めて実際に行って見てきました。
■ルート
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青森市 → 六ヶ所村 → 八戸市(蕪島・種差海岸)→ 青森市 走行距離約270km
■六ヶ所村
六ヶ所ウィンドファーム(風力発電郡)
六ヶ所再処理工場(日本原燃)
村はパッと見た感じ平穏でした。六ヶ所村というと一般的には再処理工場のイメージですが、個人的には大好きなツーリングコースでもあります。360度どこを見渡しても牧場と風力発電郡。その中を高規格の整備された快走路が走り、近代的な研究施設やハイテク工場、整備された集合住宅郡と充実した公共設備があり、さながらそれはエコとテクノロジーが融合した理想的な未来の町を彷彿とさせます。・・・表面上は。
原発の是非はここでは敢えて書きませんが、いつでもツーリングに行ける平穏な六ヶ所であってほしいものです。
■八戸市・八戸漁港
一ヶ月経って市街地の方はもう平穏を取り戻しているように見えましたが、港のエリアに入った途端世界が一変し、面食らいました。二階建ての家よりも高い大型漁船の船体が道路に横たわる様は異様な迫力があり、思わず「どうしろってんだ、これ」と呟かせるものでした。
■八戸市・蕪島
八戸を代表する観光地の蕪島(かぶしま)。夏場は海水浴客で賑わう市民の憩いの場です。高台の神社は無事でしたが、堤防は壊れて流され、舗装は剥がされ、お土産屋は全て流され、地面は液状化で陥没しと散々な有様でした。周囲に散乱していた瓦礫はまだ完全には片付いていません。
しかし、恐ろしいのはこれが東北全域の被害状況の中ではまだ"軽い方"だということです。